diary
THE MOVIE 仮面ライダーフォーゼ みんなで宇宙キターッ!

2012年8月6日鑑賞

 もうすぐ本編が終了するフォーゼ、その集大成的映画。
話的には校長が…なので45話より前ぽいけど、詳細で矛盾するのでパラレル…ってそんな事は気にしないほうが良い★

 …某日某所。我望理事長と速水校長・立神はある団体と逢っていた。相手は財団X。理事長は彼らに12個のホロスコープススイッチを渡そうとしていた。そこに現れた謎の美女がスイッチを強奪しようとする。理事長側・X側はスイッチを守ろうと戦うが、戦闘能力も高く彼女の仲間と思われるロボットも現れ、スイッチは奪われてしまう。

 …天高、パソコンの授業中。弦太朗が「機械とも友達になれる!」とか言ってると大杉先生が来て仮面ライダー部員を部室に連れて行く。
部室には他メンバーと…知らない女性が。
 彼女は『外宇宙開発機構OSTOの後継団体「オスト・レガシー」の本部長秘書(何かよくわからん…)・白山静。かなりのドジっ娘である★
彼女はライダー部に危険な衛星兵器XVUの破壊を依頼、ライダー部は引き受ける。
 …秘密裏に活動中のライダー部の存在をどうやって知ったんだろか?

 訓練を受けるためバスで移動するライダー部。そこにスイッチを奪ったあの女が攻撃してくる!流星が彼女と拳を交える。そこで何かを感じる流星。
何とか敵を振り切り、オスト・レガシーの本部長・冴葉晴美から詳しい説明を受け…
何でこの人ずっとローラースケート履いてんだw?
弦太朗はXVUとも友達になると言うが…。
 そして数日間宇宙へ行く訓練を受けるライダー部。

 …宇宙船エクソダス・マークUで宇宙に行く日が来る。宇宙船に乗り込むその時、またあの女が現れ行く手を妨害。女はホロスコープスイッチを使い、十二使徒を解放。弦太朗と流星が残り変身、十二使徒と戦う。
フォーゼは全スイッチを駆使して戦うがなかなか相手を減らせない。コンピューターで制御された宇宙船の発射時刻は刻一刻と迫っている。変更はできない。
そこに見知らぬライダーが現れた!ウィザードと名乗った謎の戦士。この場を彼に任せ、フォーゼとメテオは宇宙船に無事乗り込み宇宙へ。
残った使徒を倒すウィザード。

 …XVUに到着した宇宙船。ここからは何組かに分かれ各所に爆弾を取り付けねばならない。
数々のトラップを潜り抜け爆弾を仕掛ける。
流星と友子チームの前にあの女が現れ、再び対戦。流星は女に拳法の流派が同じだと話すと女の表情が変わる…。
 一方弦太朗・ユウキチーム。こちらもトラップに引っかかりそうになりながらあわや助かったり球体の何かに攻撃されつつも爆弾取り付けに成功。

 …流星に心を開いた女…インガ・ブリンクは全てを話すが、時すでに遅し、次々と爆弾が爆破する。


 冒頭から激しいアクションの連続!インガ・ブリンク役は原幹恵。『キューティハニー THE LIVE』でも動いてたのでこの辺は安心ですがそのアクションは更にパワーアップ!ただもう少し声を低めにしてくれれば…。そしてこの名前は『キョーダイン』の敵・ガブリン・クイーンを入れ替えたもの…という事は?
ちなみに彼女の相棒ロボ・ブラックナイトも『キョーダイン』の敵。
 ストーリーは休む間もなくサクサク進み、お次はカーアクション。流星の人もアクション頑張ります。
さらに十二使徒戦。あれ?全部スイッチ揃ってる?校長のとかは?説明ないですが多分コピーではないかと。全スイッチ駆使はちと忙しい。
 夏映画恒例次ライダー初登場。今回変身前はなし。ナルっぽい動作します。デカめの指輪に少しヘンなベルト…まあ抵抗もなくスムーズと。少し技音?がヘンテコ★

 XVU内でもまたまたアクション!ただ今回少〜し絵の繋ぎとか構図が雑なのが気になったかなあ?そんでちと長い。
そのXVUのトラップの一つがゴンベスで…ちと嫌な予感が★更に弦太朗と遭遇する球体はXVUの宿敵ブレイン…あれ?あれれれ????
 …財団X、いつか何とかしてくれるんでしょうか?

 …流星の説得によって正体を明かすインガ…。
インガ・ブリンクはアリシア連邦の科学者、ブリンク博士の娘だった。そしてXVUやインガと行動を共にしているブラックナイト…宇宙鉄人は博士が開発したものだった。宇宙鉄人には他にスカイダインとグランダインがいたが、ある日意思が芽生え博士を殺害。
XVUの妨害電波発生装置によって行動を制限され、人間の姿にされていたが、爆弾爆発で解除されてしまった。
 インガはスカイとグランの作戦を阻止するため戦っていたのだ。
つまり…

 冴葉も姿を現す。怪我をした静の腕からは機械が見える。
この二人こそグランダインとスカイダイン、宇宙鉄人キョーダインだった!ライダー部を騙しXVUの装置を解除させ自由に動けるように仕組んでいたのだ。
XVUの抵抗も空しくキョーダインは復活してしまった。
 ユウキをトラップから守ってくれていたのもXVUだったのに…。
インガのブラックナイトもXVUのブレインもキョーダインに破壊され、弦太朗の怒りが爆発する!

 キョーダインはXVUのグラビトン砲で日本を焼き尽くすつもりだ。弦太朗と流星を残しトラップを潜り抜け脱出するライダー部。弦太朗はフォーゼに変身し二体に向かって行くが全く歯が立たない。
コズミックステイツも激しい攻撃を受け、アストロスイッチも使用不可能、フォーゼの変身も解けてしまう。

 …天高に戻ったライダー部に絶望感が漂う…。
そこに何者かからの通信が入る。XVUが弦太朗のために新形態の設計図を作って送ってくれたのだ。
発動させるには大量のコズミックエナジーが必要となる。部員達は弦太朗を知る天高の教師や生徒にアストロスイッチを手渡し、弦太朗のために押してほしいと頼みに校内を駆け回る。

 生身の体で攻撃を受ける弦太朗。ユウキの合図で40個のスイッチが押され、弦太朗の体を凄いエネルギーが包み込む…メテオの能力も加わった、フォーゼ・メテオフュージョンステイツの誕生だ!
押され気味のキョーダインは月面に出てグランカー・スカイジェットに変形し攻撃するがフュージョンステイツによって粉砕される。

 …XVUは宇宙の旅に出るらしい。弦太朗と友情の証を交わし旅立って行った。
 地球に戻ったインガと流星。流星のおかげで憑き物が取れ、穏やかな表情のインガは、感謝の気持ちと流星の頬にキスをして去って行く。
が…その様子を見ていた友子からは激しい嫉妬の闇オーラが…。



 面白かった、けど複雑だった、相反する感情が色々と…★こうやってあらすじ打ってると悪くない話なんだけども。
 キョーダイン復活!と宣伝してとおきながら蓋を開けてみると完全悪役。子供や若い人にはあまり気にならないかもだけど、リアル観ていた世代には辛いわ…★リメイク版のデザインが凶悪寄りなんで、敵はあるかなあとは思ったけども…う〜ん…。敵としての個性もイマイチ立ってなかったし、インガ…敵の名から取ったけど実は悪くない、キョーダイン味方になると思ったでしょ?裏かいちゃいましたーwみたいな?…。
ブラックナイトもしゃべらないので影薄かったです。
 …そりゃあキョーダインも17も大人気!って程ではなかったけどもさ…。
破壊されてくゴンベスもどきは観てて辛かったです…
ゴンベス、ユウキが好きそうなのになあ…(´・ω・`)。

 XVUは変形もあったり17の贈り物もあったりと良かったんですが。

 クライマックスのスイッチ押しはこれまで関わった人が出てきて盛り上がるもんがありましたが「絆」というとちょっと違うような?ライダー部との気持ちの温度差も感じたり。弦太朗によって助けられた子もいるけど、とりあえず顔知ってる程度の人ならいい…みたいな。あとスイッチ押してからが長かった★画面40分割一発でよかったんでないか?

 あと本編もそうだけどWと重なる部分があって新鮮さは薄れたかな。
こちらのハードルも上がったのもありますが。
ドラマ部分削り過ぎてて弦太朗にも一つ感情移入できず。キョーダイン一度は説得してほしかったなあ…。

 いいトコ悪いトコもまるっと含めてフォーゼらしくはありました。
明るいが軽い。とても惜しい★


2012 tellme shigenaga