diary
仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ

2010年8月9日鑑賞

 今作は本編の第43話より前に入るお話でパラレルではないです。映画観ないと後々困るとかのリンク部分は特にないけど、全く本編観てないのに今作だけ観るのはちとキツイぞw!…そういう人は少ないと思いますが。
 こちらも3D映画ですが、2Dでも全然オッケーです。

 で。
ほぼ完璧な出来でした!平成ライダーの映画でここまでの満足感は初めて。
これぞエンターテイメント!ぱちぱちぱち〜♪

 かなり重いテーマを扱ってるんですが展開テンポいいし、お子様が退屈しないようにドラマ部分は極力減らしでも押さえるトコは押さえてて、各キャラの見せ場があり、映画限定のキャラは強烈でキャラ立ちまくってました。台詞も印象的。
 特にこのお話の鍵になる杉本彩が、強さと弱さに母性、艶やかさと気だるさと狂気…複雑な女性を見事に演じておりました。
 大道役の松岡充も良かったなあ。いい感じに狂ってて。エターナルのマントもカッコよかった。NEVERのメンバーそれぞれ良かった。スピンオフ観たいくらい。

 ホントよく考えると気味悪くてエグイお話なんですよ…これ。けどそこを引きずらないってのが『W』の不思議な魅力でもあります。

 細かいトコで気になる点もあり。重箱の隅ですが…。
照井さんと亜樹子っていつの間にこんなにいい感じになったの?とか、あのおやっさんは幻影として解釈すればいいの?とか。その辺は各自想像で…かな?
 今回の敵はNEVERというテロリスト集団なので、園咲家は傍観者。園咲家ファンの方々には寂しかったかも?

 アクションシーンがかなり良かったです。
各フォーム大活躍、「ライダーキック!」とか言ってたりバイクアクションもあるし、テレビ版主題歌も流れる!燃えるー!
 本編でWに助けられた風都の人達がピンチのWに「がんばってー!仮面ライダー!」
なんですかこれ?…ちとうるっときたよっ!
 むか〜し観た『東映まんがまつり』的ノリ!が懐古的でなく今の時代の王道。
そうそう、まんがまつりぽい言うたら次作ライダーの『000(オーズ)』もいい感じの助っ人として登場してました。

 当然翔太郎とフィリップの見どころ満載です!ジョーカーカッコいいお!
フィリップの悲しみ切なさ泣けるお!
エターナル戦での変身はいつもと違うリアクションが見られてまたグッときます。
2人の成長が垣間見れます。
照井さんも活躍してたし亜樹子はヒロインだったよ!

 脚本も良かったけど、坂本監督『ウルトラ銀河伝説』に続いていい仕事しましたねー!
かなりカットされたドラマ部分が気になるので、今からDC版が楽しみです。

 で、上映終了後サプライズw。12月にはWとオーズの映画があるよー!
つい「やんのかい!」って口に出て突っ込んでしまいましたとさー!

 キライじゃないわーっ!!!!
…須藤元気…あれは反則ですっw!


2010 tellme shigenaga