diary
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL
ビルド&エグゼイド with レジェンドライダー

2017年12月11日鑑賞

 恒例・仮面ライダーの冬映画。今作は現在放送中のビルドと前作のエグゼイドを中心に、あんなライダーやこんなライダーが戻ってきて、これがまたエライことになってます!!


 仮面ライダービルド…桐生戦兎は見知らぬライダーと戦ってその成分を奪う夢を見た。目覚めると覚えのないボトルがある。それは「ドクター」と「ゲーム」…。
 そこにスマッシュの目撃情報が入る。万丈龍我と現場に行きビルドとクローズに変身して戦うが、敵はスマッシュではなく攻撃が効かない。変身解除すると謎の人物が現れ、ボトルを奪って消える。
万丈が謎の人物を追うが別の世界に飛ばされてしまう。
 …万丈の飛ばされた世界はエグゼイドのいる世界だった。
エグゼイド…宝生永夢やCRの医師達とバグスターウイルスの戦いは続いていた。しかし永夢はエグゼイドの変身能力を失っていることに気付く。 見知らぬライダーとの戦いが原因…??


 ビルドとエグゼイド、さらに数人のレジェンドライダーが登場するこの映画ですが、そのレジェンドライダーのキャストが発表になった時はそれはもうお祭り騒ぎでした!泣きそうになったよ。
(変なトコから流れない正式情報解禁ってのはやはり気持ちいいね〜♪)
東映さんやればできる子!ありがとうございますありがとうございます。観るまでは死なずに生きようと思いました。今でも発表されたイベントの動画観ると胸熱で興奮します。
東映さんにはこれまでも色んな意味で驚かされたけど、今回の驚きはホントいいサプライズでした。

 この映画の監督は上堀内佳寿也。エグゼイド39・40話が印象的だった監督さんで映画初監督。脚本はビルドとエグゼイドのメインライターさんが書いてます。
…さて、まずは今作登場する各ライダーについて。

 ビルド。
 ビルドはエグゼイドの夏映画のラストに初登場したのですが、第一印象は「なんなのコイツ?感じわる〜い(怒」w。最悪の出会い。
冬映画でここ拾ってくるかな?とは思ってましたが、冒頭からきちんと消化。でもこれが色んな面で影響出ててややこしい事に…★真相は映画観てね♪
この映画では戦兎より2号ライダーの万丈が目立ってます。公開初日辺りテレビ本編では戦兎がお話の中心なのでバランスかな?この映画は14話の後の話だそうです。マスター裏切ってます。
 万丈はまだクローズになりたてほやほや。レジェンドライダー達と出会い行動を共にして、脳筋が脳筋なりに考えて、『仮面ライダーとは何か?』に気付くという展開。
でもクライマックスはやはりビルドが大活躍するよ!

 エグゼイド。
 ビルドのせいで永夢先生変身できません★しかもパラドは夏映画の後別世界に飛ばされます。ビルドの世界に行っちゃうんですが、ビルド見つけるまで2年かかったって…パラドかわいそす(´・ω・`)。
でも最後が可愛いよっ!!
エグゼイド関連は若干控え目だった印象。これからVシネもあるし各キャラの活躍はこちらを楽しみにしときます。病院での長回し連携プレーはお見事でした。

 ゴースト。
 タケル殿と御成が登場。前の冬映画で永夢先生に蘇生してもらったことにも言及。
ゴーストへの変身シーンが素敵。御成は寺を出ていて、外に出られた暴走する檀黎斗神と遭遇。そして帰る所はやっぱり…。御成は本編最終回辺りの扱いに納得いかなかったので、今作ちょっとホッとした。
タケル殿は見てて何かふわわ〜な気分になりますね。仏か。

 鎧武。
 ホントの神帰還w。あの姿じゃかなり目立つので普通のお兄ちゃんな姿で登場。出番は少なく他キャラの登場もなかったけれど、美しいキックを見せてます。もうちょっと佐野君の超絶アクションやら観たかったけど、前作の事を思えば忙しい中出てくれるのはありがたいことです。

 フォーゼ。
 まさかの!!宇宙キター!!ありがとう福士君!!フォーゼからはJKと大杉先生が登場。
この映画では『MOVIE大戦アルティメイタム』の少し前のフォーゼです。弦ちゃん先生になりたて。
映画観る前に『アルティメイタム』観直したんですが、あれからもうリアル時間で5年くらい経ってるのにちゃんとしっかりあのテンションの弦太朗でした!大杉先生も頑張ってたよ。
思ったより出番多かった。

 オーズ。
 まさかの!パート2。火野映司だけでなくアンクが復活!さらにまさかのパート3財団Xの登場もw。
正直本編は綺麗に終わってるし、復活のくだりも「その時ふしぎなことがおこった!」だと複雑な気持ちになるし、ちょっと観るの怖かったんですが。
でも、これがですね、もうね、予想以上のね…。
絵も演者も構図も凄く力が入ってですね、復活シーンなんか天使降臨か!ですよ!ムチャクチャ美麗な少女漫画見てる気分でした!見開きカラーですよ!その後の変身とかメダル投げる間とか当時のままですよ!いやそれ以上ですよ!そして最後のアンクの表情が…これまで見たことないもので…。
もうありがとうございますだありがとうございますだ…尊いとかじゃない、拝んだ。
 映司役の渡部君がもう色々頑張ったそうで、隅々エライ事になってますた。
どのフォーム出すのとか回想シーンまで選んだとか。オーズ愛すごい。
もうこのオーズパート、全体的に空気が切ないし二人の世界でした…。
 オーズ未観の人達や男性も「この二人…何があった?」「尊いの意味が初めてわかった」となるくらいの名シーンの連続です。これだけでも元取ったw。

 …今作の敵の話しましょう。
ビルドとエグゼイド(他ライダー)世界を平行世界移動装置・エニグマで一つにしようとする男・最上魁星を演じるのは大槻ケンヂです。今回もアーティストだー。予告などでは渋めな感じで登場してましたが、実はもう一人いました(一人二役)。こちらはかなりハイテンション。どちらもマッドですが。凄く「わかってる」人なのでハマッてたと思う。最上が変身するバイカイザーもキカイダーな配色でカッコよかったです。
そうそう、エニグマは『宇宙鉄人キョーダイン』のガブリンが元ネタです。おお、まだこれがあったな。
最上の設定などはビルドの重要な部分と絡んでました。

 映画全体のストーリーは平行世界のパラレルで、あっちの世界こっちの世界と交互に結構忙しい。
なるべく矛盾しないように練られてますが、説明シーンで隣の席の父子がポップコーンタイム突入。
登場人物も多いしまとめるのが大変そうでしたが、絵面とにかくずっとスペシャルなのでずっと観ていられる。しあわせ♪
 絵的には長回しやスロー・空撮、いい構図がいっぱいありました。バイクシーンもあるし。
(爆発する青い車のシーンは少し謎でしたけどw。)CGもどんどん良くなってる。もちろん生爆破もいっぱい。
 変身前がいっぱい出るので変身後のアクションよりドラマ部分に力が入ってたかな?

 一つだけ。観たかったのは揃って変身がなかったことかな。スケジュールの都合とかもあるんだろうけど、前作でやったし?でも観たかったな…。
 敵倒してからの後日談も丁寧、EDは名場面と共に主題歌メドレーで最後まで上がりっぱなし。
あ、その後にこれからビルドに登場する謎のライダーもちらりと登場しました。

 とにかく今回の映画は十年に一度あるかないかってくらいの映画でした。
作ってくれて本当にありがとう、です。
(来年どうするんだろう…w?)
ああ、楽しかった、円盤待てないまた映画館で観たい。
お正月とか地上波で放送したりなんかしたら盛り上がりそうなんだけどなー。

 …余談ですが、映画終了後に流れた予告は春映画でなくなんと『アマゾンズ最終章』の告知でした!
春映画がひとまず終了するのは寂しいですが…アマゾンズを映画館で観る勇気がないですw。


2017 tellme shigenaga