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『大忍術映画ワタリ』

DATA

1966年7月21日公開
製作・東映京都撮影所 配給・東映

ストーリー
伊賀の国。そこでは百地三太夫を頭とする百地党と、藤林長門を頭領とする藤林組が勢力を争っていた。その裏で命を落とす下忍達…。
ある日、病気の爺と一人の少年忍者が現れ、百地に拾われ下忍になった。
少年忍者の名はワタリ。ワタリは他国の子供をさらい、忍術を仕込んでいるといわれる下忍養成所の少年・カズラと友達になる。
一方で何者かに執拗に命を狙われるワタリ。その黒幕は誰なのか?
ワタリは、大勢の下忍が「伊賀の掟」の元に次々と犠牲になる事に疑問を持ち、伊賀の掟の秘密を探るため、藤林砦に潜入する。

メモ

白土三平原作。人気漫画の実写映画で1960年代前半の忍者ブーム中の作品の一つ。
この作品は映画公開後にテレビ化も企画されていたそうですが、映画を観た白土先生がその出来に大激怒、その他色々あって東映との縁を切ってしまう。
困った東映は当時『伊賀の影丸』を描いていた横山光輝先生に依頼し、そして放送されたのが
『仮面の忍者赤影』だった…という話が。
…子供向けの演出はあるけど、五月雨城のセットは力が入ってるし、特撮も当時の最新技術で工夫され、原作は未読ですがあらすじ読んでも極端に逸脱してない。映画自体は楽しめました。
あとワタリ役の金子君が元々愛嬌ある子なので、原作の眼光鋭いクールなワタリはちょっと違ったかな?
…ちなみに同時上映作品はアニメ『サイボーグ009』でした。

イラスト

『大忍術映画ワタリ』
大忍術映画ワタリ・イラスト

4コマ

こんなことしょっちゅう
ワタリ・4コマ


2013 tellme shigenaga