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特撮博物館に行ってきました!(その4)
次のゾーンは『技』。
職人さんの世界です。…特殊美術の井上泰幸、大澤哲三、造型の高山良策、安丸信行、小林知己、原口智生…の仕事が展示されています。
この辺でもう沢山のイメージを目の前にしてスペックを超えて眩暈が〜!!
ああ、ゴジラがいるよっ!『〜VSデストロイヤ』の時のゴジラです。おおおお〜!!
周り込んで見たりあおって見たり舐めるように見たり…重量感あるなあ…。
そして『機電の技』(ウルトラマンのカラータイマーや目の灯りなど作るお仕事)、『木工の技』(木造住宅のミニチュア等を作るお仕事)、『板金の技』(鉄塔などの金属製のミニチュアを作るお仕事)の仕事道具や完成品を紹介しています。
次のゾーンは『研究』。
再び『巨神兵〜』のメイキングですが、ここでのビデオは「前倒しに倒れるビル群」…床ごとスタッフがせーのと持ち上げて倒す!…などの種明かしを惜しみなく見せてくれます!深刻な破壊シーンも、裏を見ると結構笑えるというか、この作業があんな絵になるとは!と驚きです。…だからもう一回本編を…。
そして作業後に待つのは掃除、破壊しては掃除、爆破しては掃除…w。
コツコツ地道な作業に一発勝負、緊張感、実験…いいですね。そして掃除もw。
その他の特撮のトリックも紹介。「強遠近法ミニチュア」「天地逆転セット」「オプチカル合成の仕組み」…。
いよいよ最後のゾーンです!『感謝 原点V』。
ここではずらりとヒーロー達のフィギュアが並びます。これまで紹介した作品の他に、仮面ライダーやキカイダーなどの東映作品も。あ、ゴーバスもあるぞ!!
…今回、大人の事情があったんでしょうけど、東映作品は扱ってないんです。これはかなり残念な事ですがもし東映を含んだら全体がさらに薄味になっていたか、会場倍の広さがいるw!いやこれは改めて別の形で実現を…『特撮博物館パート2』とかw?
参加作品の名シーンを編集したものが流れてます。『帰マン』のあの曲はアカンて…泣けてくるって…。
その横、番外編ゾーンとしてミニチュアステージに肉引きセットが設けられてます。
セットの中に立てば気分は8分の1計画、巨大フジアキコ隊員、いや怪獣、巨大ヒーローです!
そしてここでは写真OK〜!!キター!!ばしばし写真撮りまくりっ!!わ〜い!!
ミニチュアってやっぱりいいなあ〜。壊れたビルも真近で見れるし写真も撮れる!
…4時間楽しく遊んで充実した時間を過ごしました!!
…特撮映画や番組を鑑賞してると、(私の場合)つい脚本とか立ち回りなどに目が行ってしまいますが、(もちろんそれでもいいと思うけど)特撮作品には、映像として形になるまでのイメージの構築、この世に存在しないものをあるように、あるものをまるで本物のように作り上げ、一瞬のシーンには沢山の職人の技や試行錯誤があるという事を改めて確認できました。
今度何か鑑賞する時はそこに思いを馳せて観てみるのも…面白いかなあ?と。
(ま。心空っぽにして「わ〜!!すげ〜!!」もよし。です。)
最近は特撮もCGに変わってきていて、それは時代なんで少々仕方がない部分はありますが、やっぱり少しでも長くアナログの技法が残っててほしいなあ…。なんて。
まだ計算だけでは表現できないところがあるように思うんですよ。本物の火の熱さと緊張感とかね。
あと、私は特撮に限らず「ルーツを辿る」というのを調べたりするのがとても好きなので、そういう面でもとても勉強になりました。
…『特撮博物館』大変楽しめました。こういうのが一堂に集まるというのはめったにあるもんじゃなく、もうそれだけで感激です。
庵野監督はじめ今回の催しのスタッフさん達、本当にありがとう!
…自分が影響を受け好きだったものにありがとう、と言ってこの様な催しを企画して、それを見た私達。
私はただの一ファンですが、この灯が今後また何かに繋がっていくといいなあ…と素直に思いました。
本当に特撮好きでよかった!!ありがとっ(^ω^) !!
〜おしまい〜
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