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電人ザボーガー
2011年10月18日鑑賞
監督の変態フェチぶりとザボーガーへの愛と敬意をひしひしと感じられる愛すべきB級特撮ヒーロー映画になってました。
オリジナル版の話は今回は置いといて…以前から私個人的にザボーガーは「リメイクして欲しい」作品の1つでした。今回映画が決まった時、色々今っぽくアレンジされるのかなあ?…と思ったら、ザボーガーはあのまんま(バイク状態の時の顔は小さめになってますが)、主人公・大門豊の衣装にメットもあのまんま!
このままオリジナルをトレースするのか?と思いきや、今作は大門の熟年期(47歳)もあるという!そこは板尾創路が演じるという!…一体何を作ろうとしているの????
…物語は大門22歳の青年期編からスタート。基本は旧作と設定は一緒。
OPの大門・ザボーガー登場にタイトル〜主題歌の流れは超燃えます!歌は子門真人をリスペクトした高野二郎さん。これがまたオリジナルかと聞き間違いそうになるくらいよくできている!泣けます! (劇中オリジナル版も流れますよ)
ザボーガーはオリジナルまんま。様々な武器やギミックもまんま。人が入ってる感もまんま。変形はCGでスピード感増しましたが、まんま。 あのザボーガー基地が出ないのがちと残念。
青年期大門は『ゴーオンジャー』のレッドを演じてた古原靖久くん。走輔とは違った方向の鬱陶しいくらいの熱い男を演じてます。何か…島本和彦のキャラを思い出してしまったよ…。体当たりのアクションも良かったです。動きも山口さんを研究されてた。
宿敵シグマ団女性幹部のサイボーグ・ミスボーグは今作の重要キャラ。『ボウケンジャー』で風のシズカを演じてた山崎真実がこれまた…何かを捨てた演技を見せますw。悪の顔から拷問シーン、エロシーンから何から…凄いです。
この二人はやがてひかれ合いますが大門の迷いのせいで、相棒ザボーガーとミスボーグ共に失ってしまい…。
…お話はシリアスな筈なのに、当人達は必死なのに、終始笑えるという…何とも妙なノリで話は進行、熟年編へと突入〜。
25年経ち、心に大きな傷を抱え、ものすご枯れてしまった大門★そこにシグマの新幹部・秋月玄が現れたり、ミスボーグが死の間際産んだ(!?!)・AKIKOが現れたり。AKIKOはシグマの兵器・ジャンボメカの中枢神経となる運命、「私が私でなくなる前にお父さんの手で倒して!」と大門に懇願するが、ジャンボメカに取り込まれ(その姿はほとんど巨大化AKIKO★)、街を破壊し始める。さらに秋月も大門とミスボーグとの子供(AKIKOと双子)と判明…。
失っていた熱い気持ちを思い出す大門、ストロングザボーガーを完成させ、シグマの首領・悪ノ宮博士に挑む!
クライマックスは王道のバトル!悪ノ宮を倒しAKIKOは人間になり(!?!)秋月とも分かり合え、スカッとさわやかハッピィエンド!
EDはオリジナル版が流れます。オリジナル知らない人の中にはここ観て「え?あのふざけた敵オリジに出てんの?」と驚かれたかもw?あくまで監督の悪趣味じゃないっていう…w。オリジナル恐るべし★それにあらゆるトコを事細かに再現してたのがわかるEDになってました。
…'70年代特に前半の特撮物を観て育った世代が作った作品なんだなあ〜と凄く思いました。あの紙一重な感じとか強引なトコとか。ここまで突き抜けると気持ちいいものです。決してふざけてるわけでなく、締めるトコは締めてたし、言いたい事はガツンとはっきりしていたし、優しい部分も垣間見え私はとても楽しく観れました。サイボーグ少女萌えですし★DVD出たら友達集めて鑑賞したいものです♪
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