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仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&W feat.スカル MOVIE大戦CORE
2010年12月20日鑑賞
タイトル長っw!
…さてこの映画、昨年の『(略)MOVIE大戦2010』と同じくW編・オーズ編・CORE編の三部構成。
まずW編からスタート。『仮面ライダースカル メッセージ for ダブル』というサブタイついてます。 今作は仮面ライダースカル・鳴海荘吉の過去話が中心です。 彼がどういう流れでスカルになったのか?娘・亜樹子と逢わない理由・「お前の罪を数えろ」という台詞の本当の意味…。等が明かされます。
お話はいつもの風都・なんと亜樹子と竜くんの結婚式当日! なのに怪人が現れ戦いに行く男達に亜樹子が切れる!…と、亜樹子は怪人…プテラノドンヤミーの持つメモリの力で十年前の父親に起きた出来事を垣間見る…。
舞台は1999年なのに'60年代後期の様な雰囲気です。荘吉の相棒にマツという男も出てきます。二人はなかなかいい感じです。
そこにスパイダー・ドーパントにつきまとわれている風都の歌姫・メリッサが身辺警護を依頼。ちなみにメリッサを演じてるのは亜樹子の人。彼女は密かに荘吉を想ってます。(が、荘吉は大阪に妻子がいる…一歩間違うと作品変わりそーな設定ですが、亜樹子の人が演じてるのでそこは何となく和らいでいる…?)
ちなみにマツには隠してますが事務所の部屋(フィリップの検索部屋)にはシュラウドがいます。なんと彼女は荘吉とは幼馴染。すでに包帯グルグルですが何というかこの関係も…どうとでもとれるいいさじ加減ですw。
そいや、荘吉の奥さんと亜樹子はこの時から大阪で離れて暮らしてますが…何でなんでしょうね?…荘吉かなりヤバイ橋を渡ってたり…ここも色々とありそーですw。
そしてスパイダー・ドーパントの正体を探っていくうちにガイアメモリの闇に遭遇し、シュラウドからメモリとドライバーを受け取り、スカルに変身…。 かなり行き当たりばったりです。
…その後荘吉はスパイダー・ドーパントの正体に気付きます。 マツがスパイダー・ドーパントだったのです。さらに彼は子蜘蛛を放ちます。 それは人の体内に入り込み、その人の『愛する者が触れると相手が爆発する』爆弾。 すでにメリッサにはこの爆弾が仕込まれていて、マツは子蜘蛛を風都に撒き散らします。風都各地で起こる爆発…そして子蜘蛛は荘吉の体内にも入り込み…。
…最初の方で荘吉とマツの関係を「いい感じ」と書きましたが、実際はそうでなかった様です。 マツはメリッサの心が誰に向かっていたのか知っていたのでしょう。 荘吉もシュラウドの事を隠していたり、マツを信頼しきってなかったかも知れません。
『ビギンズナイト』では翔太郎の尊敬するカッコいいおやっさん…でしたが、ここでの彼はもちろん至らない部分や弱い部分があり、さらに重い十字架を背負ってしまうのです…。 まさに『Nobody's
Perfect』です。
…
うおおお〜!!!!
…今作、荘吉役の吉川晃司がノリノリで生身アクションもありでここはもう言う事ないです! スカルもやたらめったら強いってわけでもないですが、ああやっぱ『スカルマン』思い出しちゃいますねえ〜いいですね〜。
翔太郎やフィリップの活躍はかなり少ないですが、今回はもうおやっさんの映画って事でいいんじゃないかな?
『仮面ライダー』の持つテーマの重い部分が強調されてて、すみませんこーゆーノリ大好きです!…たまにはこーゆーのもいいんでないかなと。
…で、オーズ編。『ノブナガの欲望』というサブタイがついてます。
鴻上ファウンデーションは発見された織田信長のミイラをオーメダルを使ってホモンクルスとして蘇らせる。 記憶喪失(出た!)のノブナガは脱走し、映司と知り合い仲良くなる。ノブナガはもの凄い早さで知識を吸収し、もの凄い早さで会社の社長に成り上がる。 一方で織田信長に関係がある者の子孫が次々影武者怪人に襲われる事件が起こる。 久々に偶然再会したノブナガは映司の事をすっかり忘れていた。
…これはもう何というか…映画としての企画も難しかったろうと思う。 こちらの作られたのは脚本も撮影も本編始まった頃で、メインライターじゃないし今回の人まだ本編書いてないしキャラのブレは当然起こり(何故か今回の映司見てたら植木等の『黙って俺について来い』を連想してしまった)…映画的には新ライダー登場に新フォーム登場、でもこれだけでは弱すぎるわ…。 …で、「織田信長」です。誰ですか最初にこれ言い出したのは?…監督ですね。 最初あらすじ読んだ時失笑しちゃいました。すみません。
大人の事情でアンクもほとんど出てきません。なので映司はメダルセットを持ち運び1人で戦ってるぽい感じです。グリード4人も顔見世程度。う〜ん★違和感ありすぎ。
私、オーズの魅力はメダル取ったり取られたりの争奪戦にあると思ってるのですが、今作はそれはなし。もういっそ「何かあってメダル全部なくした〜!」とかでよかったんじゃないかなあ?何か色々と唐突過ぎてねえ〜。
…話戻って。 社長になったノブナガはCMオーディションで明智よしのという娘に出会う。 この娘その名の通り明智光秀の子孫。ノブナガは一目見て彼女が気に入るが、無駄に気の強い(また出た!)よしのはノブナガをぶっ叩く。 何だかんだあってよしのは足を負傷、踊りが踊れなくなり、踊りたいという欲望がヤミーを生み出してしまう。
…あ〜すみません、エピソードの順序思い出せない〜! ノブナガが鴻上からアイテムもらってバースになったりしたっけ。ベルトの回すトコの音がイマイチだった。 …ノブナガがバースになるのはここではそんな重要ではありません。影武者怪人こそがノブナガの正体だったのです!影武者怪人はもらったコアメダルの力で完全体になり、映司は仕方なく彼と戦います。 敗れたノブナガは映司に百合の花(どこから出したんじゃ!)を渡し「これを彼女に…」みたいな事を言って消えてしまう。 彼の亡骸の中に三つのコアメダルが…。
しかしまあ…どシリアスなシーンでの「♪タ・ト・バ!」の歌は気になりますねえ… 「歌は気にするな」言われても(´・ω・`)…。
ここは尺も少ないんだし、映司とノブナガの友情物中心の方が切なさ倍増で良かったんじゃいかなあととても思った。 よしのがまた感情移入しにくい娘でなあ…あ、そーいえば入院してるよしのの足になよくわからん不思議パワー与えてたよな、ノブナガ…。
まあ…他にも台詞回しも演出もどうしちゃったんだろうなあ〜?と心配したり気の毒になったりしたオーズ編でした…。
…三部構成の最後、CORE編突入。 スカルの過去を持ったプテラノドンヤミーと三枚のコアメダルでなんたらかんたらして生まれた仮面ライダーコア登場!超ネガティブ思考の完全フルCGのキモイ奴! 地球中心の核でWとオーズがコアと戦うよ! これはもうWとオーズの共闘!オーズの新フォーム・タジャドルコンボも観られるんだっ! 「ライダーって暗くて辛い部分もあるけどそれを乗り越えて前向きなトコもあるんだよー!」てな東映まんがまつりなサービスサービス!…ってスケールがデカいんだか何だかもうよくわかりませんっ! …タジャドルコンボ…妖精さんみたいだった。
で、コア倒した後EDでは亜樹子と竜の結婚式が無事行われ、メリッサも現れ荘吉(幻?)と亜樹子がヴァージンロードを歩き…映司は突き抜けて反対側のブラジルまで行っちゃったとさw。
あ。 オーズの新ライダー・バース(オーズ編でノブナガも変身する)が再び登場!
変身解除すると「後藤さん!」…お子様達がビックリしてますたよw。
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