diary
シン・ゴジラ

2016年8月1日・24日鑑賞

 『ゴジラ FINAL WARS』から12年、日本産ゴジラの!新作です!!!!
「オカエリナサイ」!!


 東京湾内羽田沖で漂流中のプレジャーボートが発見される。船内は無人、数点の遺留物…
その時海上で水蒸気爆発?が起き、東京湾横断道路アクアラインが浸水。
 政府は情報収集・対策を協議、東京湾内は封鎖され、爆発は海底火山か大規模熱水噴出孔ではないかという流れに。
しかし内閣官房副長官の矢口は、ネットの映像を観て巨大な生物だと発言するが相手にされない。
 直後、海上から巨大生物の尻尾が現れ、騒然とする官僚達。
環境庁自然環境局野生生物課長補佐の尾瀬は、上陸の可能性もあると話すがこれも一蹴され、大河内内閣総理大臣は緊急記者会見を開き、巨大不明生物の上陸を否定。
だが巨大不明生物は東京・蒲田に上陸、品川方面に進行、政府に緊急災害対策本部が設置される。


 …感想UPこんなに遅れてしまった…★
観た後すぐ書いてはいたんだけども…鮮度もクソもないですねw。とほほ。
 公開前から2016年末の流れをつらつらと〜。

 いつかまた戻って来ると信じて特撮年表からゴジラ枠を消さずにいてよかったホント。
戻って来てくれてありがとう〜!!!!
今作の脚本・編集・総監督は「あの」庵野秀明。監督・特技監督は樋口真嗣。
…あ、これは今までと違うゴジラが観れそう…かも。

 でもシン・ゴジラのあの横顔を見た瞬間は「ちとキモ怖い…これはもういちげんさんお断りな作風かも?後味悪くて観た後頭抱える話も覚悟せねば…」(『エヴァ』のトラウマ)ってなった。
 内心ドキドキヒヤヒヤしながら少ない情報を見つつ公開を待つ。

 観ました。とても面白かったです!早口専門用語飛び交うけどお話自体は超シンプル。
ゴジラはじめての人でも超安心!!日本人が頑張るお話!!
シュミレーション系大好きだから楽しかったよ!!小ネタも多く、これ何度も観たくなるやつだ!!

 導入部からテンポが早くとにかく編集が良くてあっという間に引き込まれた。。ほとんどおっさんばっかの早口会議だけどこれが笑える。何か一つ決めるのに会議会議。いや笑える状況ではないんだけど。
あ、おっさん&官僚萌えの人は観た方がいいw。楽しいぞ。
 で上陸したアレ。え?ウナギ?これまさか対戦物なん?それとも『空の大怪獣ラドン』のメガヌロンや『ゴジラ('84)』のショッキラスみたいな立ち位置のヤツなん?え?え?
 キモい!!だがこれ好きだ可愛い!!(私はアレを「蒲田くん」と呼んでます。)
蒲田くん、あれよあれよと進化して…ゴジラになったよ!!ふええええ〜!!
もうこのサプライズ。映画の登場人物も想定外の事態に驚いてたけど、観てるこっちも驚いた!
このご時世によく洩れなかったね凄いね。

 中盤のどんな兵器も効かない…そしてあの熱線(内閣総辞職ビーム)の「もうダメだ」感…。
大阪住みの私でも「うわあ…えげつない…」ってなったから、東京住みの方々はもっと「あああああ!!俺の家が会社が!!」」ってなったのではないかと…。
このシーンの絵も音楽も最高だった…。絶望的で怖いけどもなんか美しいと思ったり。
破壊美というか残酷美というか夜にあの紫の熱線に…ゾクゾクした。

 その後、展開的に少しトーンダウンした感も。
でもクライマックスでもう後がない大変だけどちょっと何か楽しい『ヤシオリ作戦』!!
無人新幹線爆弾!無人JR私鉄爆弾!倒れる高層ビル!ゴジラの口に血液凝固剤どばー。
超兵器はないです。全部ありもの。だがそこがいい!!
 物語の時間経過が少し把握しにくい面もあったけど(アレ一か月も満たない間の話なんですね)、
ラストは意外なくらい静かに、少し謎を残しつつ(この謎の残し方が憎いほど上手い)「終」。

 ホント「私は好きにした。」ですよ。正直『エヴァ』の♪デンデンデン…は使い過ぎw!
伊福部音楽そのまま!!
好きにやりすぎ!!…個人的には新曲かアレンジが聴きたかったなあ…。ちょっとヤシオリ作戦の時作風変わった気もした。蛇の様に舞い上がって爆発する無人在来線爆弾は少しアニメ的でした。
あと『ガメラ2 レギオン襲来』少し頭よぎりました。
それと『海底軍艦』。時代の空気感が強く出てる作風というか。

 官僚とかばっかで庶民が出てない!とか言う人もいましたが、『ヤシオリ作戦』のため動いた人達、映画には出てないけど見えるよ!
本音はは準備シーンも描いてほしかったけど、『ヤシオリ作戦』のサプライズ感が薄まるしなあ…。
そこはもう妄想です。想像力です。新幹線の整備の人が複雑な表情で送り出すシーン…見える、私には見えるぞ!!
 淡々とお仕事をする。ベタベタしない距離感。仲間ではないけど同じ目的のため知恵を絞る。
クールだけど熱い!!
 あれこれ詰め込むとゴチャゴチャするし、今作はこれで良かったんじゃないかなと思います。

 …とにかくいい復活が観られて嬉しかったです。次のゴジラは大変そうだけどw。
次回作はフルCGの未来舞台のSF?らしい。しかも脚本が「あの」虚淵玄ときた。
いいぞいいぞこの攻めの姿勢。これも楽しみですよ。
 あっシン・ゴジラの続きは作らなくていいからっ!!やるなら違う切り口のモノがいいです。
他怪獣との対戦ものでも庶民が絡んでも恋愛含んでも…要は面白ければいいんですよ!!


 …で、一回目鑑賞から三週間くらい経って二回目観に行きました。
この頃なんかエライ事になってて、正直ここまで大ヒットするとは思ってなかったので嬉しいやら何やら。
行くと客層がさらに広がってて、幼稚園児から70歳くらいの方達が男女まんべんなくいる!!
そういう映画って実写でしかも日本映画では最近あまりなかったんじゃないかな?(超大ヒットした『踊る大捜査線』でも幼児は見かけなかった。)
ヒットしてるらしいからな理由で観た人も多いかもだけど、それでもこの状況は凄い。
ていうか、'60年代の東宝特撮映画はこんな感じだったんじゃないかな?
 2回目鑑賞後幼稚園児くらいの男の子がゴジラのテーマの節で
「♪ゴジラ ゴジラ…」と歌ってました。私らの頃はその後に「♪メカゴジラ」と歌うけど、この子の世代は
「♪ゴジラ ゴジラ ゴジラとシンゴジラ」って歌うのかな?
 今年はアニメもだけど何か見えない壁が少し薄くなったかな?と。これは嬉しい傾向です。
(未見ですが『君の名は。』の超大ヒットも凄かったですね。)

 その後も爆音上映会が開催されたり、第二形態がやはり「蒲田くん」と呼ばれ人気出たり、ツイッターでシン・ゴジラの実況をして皆で遊んだり、大晦日にはNHKの紅白歌合戦にも出たり…!!
ゴジラさんやっぱ凄いわ。
 年末には『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』という本も発売されて…これ超おすすめ。
この本感覚的には高価な洋書や美術書読んでる感じに近い。ものすご見ごたえ読みごたえあります。
映画にハマった人は重くて高いけど安い本だ、買っとけ。台本もついててごっこもできるぞ!!

 …そしてボツ案見て頭抱えろw。
 以上。おそまつさまでした!!


2016 tellme shigenaga