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劇場版 仮面ライダービルド Be The One
2018年8月8日鑑賞
本編ではクライマックスに突入した仮面ライダービルドの夏映画です。
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戦争が終わり、分断された3つの国にそれぞれ新しい知事が就任した。
民衆が集う中、東都の新知事・伊能賢剛の演説が始まった。
伊能は「仮面ライダーが(戦争を起こした)諸悪の根源」と説き、『ビルド殲滅計画』を宣言する。
その直後聴衆はとり憑かれたように仮面ライダービルドに襲いかかってきた!
仲間である美空と紗羽も戦兎を攻撃してくる。一海と幻徳も捕まってしまった。
そして戦兎の前に現れた龍我は…。
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ライダー夏映画はパラレルやら先行最終回何やら色んなパターンがありますが、今回の映画は本編第45話と46話の間に起こったお話とのこと。
本編では一通りの謎は解明され、エボルトとの最終決戦寸前、クライマックス突入!…といったトコロ。
このパターンは過去ライダー夏映画では『電王』もそうでしたが、あの時より「この続きは映画で!」感は薄く感じました。
映画観ない本編だけ観てる人が置いてけぼりになるような作りではなかったです。
この映画では仲間がいなくなって、追い詰められる戦兎…と龍我の友情の話が中心となります。
戦兎がかなりダウナーモード。けどシリアス過ぎない作りになってはいました。
(冒頭の民衆に追われるビルドのシーンは描き方によってはかなりハードになりそうですが、ちょっとコミカルなドタバタ表現でまろやかな仕上がりに。)
実は民衆達は伊能によって洗脳されていてビルドを襲うんですが、元々ビルドをよく思ってない気持ちが増幅されたとの説明が…あれ?美空と紗羽もどこかでそう思ってたって事…?
ヒゲとジャガイモは仲良く仲悪く一緒に戦ってました。即土下座笑た。
色々あって、今回ビルドとクロースが合体してクローズビルドフォームが誕生するんですが、ここも少しコミカルで、「特別なすごいの」が来たーというカタルシスが少し物足りなかったかな?と。
ここは孤高な雰囲気・カッコよさを前面に出してもよかったのでは。
今回の監督、上堀内監督は好きなんだけど、ちょっと弱点が見えてしまったかな?
ドラマパートはいいんですが(今回少し長い)無音シーンが多いのが気になりました。変身後やバトルになるとちょっと物足りない面もありました。
ゲストの三新知事(演・勝村政信・松井玲奈・藤井隆)のキャラは薄かったかな?
…藤井隆のベタベタな関西弁に違和感。
冒頭とラストで少し市民との交流あったけども、ほとんどの人達はこの戦いの本当の部分は知らず、犠牲者でもあり加害者でもある孤独な戦兎。…でも…。
(これ以上は核心部分になるので控えます)
所々に本編と被ってるかなあと思うやりとりもあったのですが(ここにきて戦兎くんまた悩んでるし)、ビルドというライダーを再確認する映画だったのかなと感じました。
本編最終回を観た後に改めてそう思ったり。
夏映画恒例の新ライダー・ジオウのお披露目はエンドロール後。
戦兎が白いパンドラボックスを造ってたらいつもの場所(採掘場)に飛ばされ、そこでは平成ライダー達が怪人と戦ってて、そこに新しいライダーが現れて…といった流れ。
設定は重そうに感じたけど、動いてしゃべったらノリは明るかった(だがまだ油断ならない)。
…つかあのマスクデザインは酷くて凄いなw!!
仮面ライダージオウは平成最後・平成ライダー20作目という事で、お祭り感ありそうです。
映画主題歌も良かったんですが、タイトルが『Be The One』なのでこちらも少し流してほしかったなあ。
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