diary
仮面ライダー 令和ザ・ファースト・ジェネレーション

2019年12月21日鑑賞

 平成最後の仮面ライダー・ジオウと令和最初の仮面ライダー・ゼロワンの冬映画です。


 飛電インテリジェンスの2代目社長・飛電或人が会社に出勤すると、周囲が全てヒューマギアになっており、ウィルというヒューマギアが社長に就任していた(イズ行方不明)。
ウィルはヒューマギアが笑顔になれる世界を創るため人間を排除、人間である或人を排除するためアナザーゼロワンに変身する。
或人もゼロワンに変身して戦うが大苦戦し、ゼロワンドライバーを奪われてしまう。
 一方、普通の高校生活を送っている常盤ソウゴとゲイツ・ツクヨミ。いつの間にか教師や他生徒がヒューマギアになっていた。ヒューマギアは3人を排除しようと襲いかかる!追われる3人をウォズが助けると、3人の記憶が戻った。ソウゴ達は異変の原因を探ることに…。


 今作はゼロワン本編で少し語られていた12年前に起こったデイブレイクや或人の父親・飛電其雄(ヒューマギア)などの過去の謎の真相が明らかになります。
ストーリーはゼロワン中心で、ジオウ陣はその謎解きのお手伝いかな?
昨年の様なサプライズはありませんでした。ゼロワン・エピソード0って感じの映画でした。

 まず冒頭からアクションが凄い。或人を助けたレジスタンス(生き残った人間達・不破と唯阿)のカーチェイスにシェルターでのガンアクション、よく動いててカッコよい。ジオウ組ではゲイツの人がすごく動いてた。
変身前も後も面白いアングルとスピード感あるアクションで迫力ありました。ツクヨミも強かった!
 アナザーゼロワンもおっかないデザインでかなり手強い。先代社長殺害シーンは結構怖かった。
先代社長、言葉足らずだったのか、所詮ヒューマギアを道具としてしか見てなかったのか…ウィルの気持ち?もわからんでもないトコもあったり。

 で、其雄を演じるのは本編と同じ山本耕史さんです!おお〜!この映画では変身もします!おお〜!!
其雄は多くは語らないヒューマギアなんだけど、肝心な事はちゃんと話す理想の父親。
変身後の仮面ライダー1型ロッキングホッパーもカッコよかったです。
 (余談ですが山本さん、2020年元旦に放送されていた『きのう何食べた?』のタンクトップ姿三連発が破壊力ありすぎで筋肉崩壊太郎みたいだった…★)
ゼロワン本編では憎まれ役の福添副社長がこの映画では使命感の強いいい人になってます。
児嶋さんがパンフのインタビューで『ドラえもん』映画のジャイアンって言ってて納得。
 過去話はシチュエーションが本編と違う部分があり、まあパラレルですね。

  …この過去にタイムジャッカー・フィーニスが関わってます。
フィーニス役は元乃木坂46の生駒里奈、ボクっ子でした。そしてマントがむちゃ長い。
「始まりのライダー」になりたかったようですが、この辺はいつものジオウのタイムジャッカーですんごくざっくりしてます。なーんか勿体ないキャラだったなあ〜!でもタイムジャッカーってこんな感じだよなあ〜!
そしてこの映画のラスボスはアナザー1号(でかい)…この辺りはもうネタ切れぽかった…。
 株式総会のシーンもいいシーンなんだけど、私がアホなんで理解が追いつかず。この辺はもう一度観ないと、と思ってる。
イズとシェスタは可愛かった。

 ジオウ組、本編最終回までの記憶が戻ったので、特にソウゴが怖いくらい落ち着いてました。
いつの間にやら先輩ライダーの顔になってたなあ…。
 或人が物心つかないうちに本当の親を亡くした話をした時のソウゴの表情がとても印象的でした。自分の境遇と重ねていたのかな…。
 最後のゼロワンとジオウのバトルの意味がわかりにくく、令和のライダーとは決して交わってはいけないという事ですが…未来に介入するからアカンって事かな?…何で戦う?(どっちが倒れてどうとかいう戦いでもなかったようだし…わからん★)
 結局はお互いの記憶がほぼ消えるって事だったみたいです。
 そしてソウゴ達は今後何かある度に記憶が戻ったり忘れたりするんだろーか…?それはそれでしんどいな…。

 ラストは不破さんと唯阿のこれからの展開を匂わせる?不穏な会話、新しい敵ライダー?とか不穏な空気で終わった。或人とイズはイチャイチャしてたけどw。


2020 tellme shigenaga