diary
がんばれいわ!!ロボコン
ウララ〜!恋する汁なしタンタンメン!!の巻

2020年8月3日鑑賞

 昭和に生まれ平成も放送され大人気だったロボコンが、令和なったので?映画で復活!
それにしても東映は元号好きすぎるだろ!!!!


 中華料理屋『全中華』にロボットスクールから派遣されたお手伝いロボット・ロボコンがやって来た!
でもドジで失敗も多い★
今日もトルネード婆々からタンタンメンの注文が入り、張り切りすぎたロボコンがタンタンメンの入った岡持を振り回し過ぎて「汁なしタンタンメン」にしてしまった。
 けどトルネード婆々は汁なしタンタンメンをいたく気にいった様子。婆々の屋敷ではロボコンのクラスメイトのロビンが婆々のお手伝いをしているが、汁なしタンタンメンはロビンに恋をしてしまう!!


 ウララ〜。いきなりのロボコン復活!!
前2作も観てたし、かなりのドジだけど何か憎めないロボコン大好きです!
で、脚本が「あの」浦沢義雄、監督は「巨匠」石田秀範、そしてこのサブタイトル…。
何やらかすのか期待と不安が入り混じります…。
 今回の上映は『スプリンパンまえへすすもう!』と『人体のサバイバル!』の3本立てです。

 令和のロボコンまた少しデザイン変わりました。目の周りが黒くなったけどコロコロ目の表情が変わるトコや動いてるの見てるとちゃんとロボコンです。可愛い。もちろんゴキブリが大嫌い。モードチェンジもちゃんとあってちょっとカッコよかったです。声は斎藤千和さん。予告観た時高いトコがキンキンして耳障りかな?と思ったけど通して観ると聴き慣れたかな?

 冒頭からヘビメタ流してヘッドバンキングしながら料理するヨーコママ!天井から落ちてくるロボコン!お手伝い!失敗!超ハイテンポで進んできます。気がついたら汁なしタンタンメンが暴走して突っ込む間もなくあっという間に終わってました。上映時間20分弱くらい?
設定はちゃんとロボコンなんだけど、今回はそこに浦沢氏お得意の『中華擬人化(正確には擬人化ではない)』が混ざってもう〜エライ事に!

 トルネード婆々役は清水ミチコさん。特撮系初めてとの事ですがビジュアルもキャラも癖しかない人物を見事に演じてました。実は婆々には秘密があったり…。

 ロビンはね…これまでのロビンと違いかなり変顔全開で凶暴でした★ファントミもそうだったけど昨今のジュニアアイドル・女優は可愛いだけじゃダメらしい。凶暴なのには理由があるんですが、この辺巨匠演出が暴発してて…若干引いた。
正直巨匠はシリアス撮ってる時は好きなんだけどもギャグは苦手かな…。でもインタビューで監督楽しそうだったから…いいか…。

 終盤ちょっとだけいい話ぽいのが来るんだけど、汁なしタンタンメンと中華達の話と婆々の話が同時進行して詰め込み過ぎた印象。とにかくずっとハイテンポ、緩急なくバタバタしすぎてて何かもったいなかった。
子供達〜!ついていけたかな〜?お子様達の感想聞いてみたいぞ。
 中華擬人化みたいな話はメインじゃなくて、テレビシリーズの中に何か1話変テコな話があったな…っていうくらいの方が光るんだろうな…。ちなみに浦沢氏の書く「ちょっといい話ぽいもの」もいいのあるんだよ〜!!

 スクールの他のロボットは出ないし、ガンツ先生はアレだし…ん〜★

 …でもコロナ禍の緊急事態宣言解除直後という大変な中、色々工夫したり変更したりして撮影したってトコは何というか東映のロボ根性感じたよ(ロボじゃない)。
は!ロボと言えば、観てると「お仕事するロボ!暴走する人型ロボ!そして夢!」
これって『仮面ライダーゼロワン』じゃないか!(帰ってパンフ読んだら白倉Pがゼロワンの話出してたのには笑った。)

  …余談ですがロボコンが終わって一息つく間もなく始まった『スプリンパン』がこれまた凄かった。
どう凄かったのか書くと無駄に長くなるので書きませんが、3本目の『人体のサバイバル!』がなかったらこっちの世界に戻ってこれなかったよ…。(EDのスタレビの歌で浄化された…。)
『アナザー東映まんがまつり』恐ろしいラインナップでした…。

 もしも第2弾があったら逆に「泣けるロボコン」なんてのも観てみたいなあ〜。


2020 tellme shigenaga