『大魔神』
1966年4月17日公開
製作・大映 配給・大映
大魔神シリーズ第1作目
戦国時代。丹波の領主・花房家は、家老の大舘左馬之助らの謀反によって滅ぼされる。
領主の子供・忠文と小笹の兄妹は、家臣の小源太に救い出され、狼谷の洞窟に身を潜める。
狼谷には魔人「阿羅羯磨(アラカツマ)」を封じる巨大な武神像が彫られており、領民達から
信仰されていた。
…十年の月日が流れ、成長した兄妹。一方領民は貧窮に苦しみ、過酷な労働を強いられていた。
お家再興の機会を見定めるため谷を降りた小源太が捕まり、彼を救い出そうとした忠文も
捕らわれる。
武神像の存在が気に入らない左馬之助は巫女の信夫の警告を聞かず、部下に武神像の破壊を
命じる。
小笹も見つかり捕えられ、武神像の額に鏨が打ち込まれた。すると額から血が流れ出し…。
時代劇で、お話は日本の何処かで古くから伝わる民話の様な物語。
とにかくもう民が虐げられ、これでもかと辛いシーンが続くのですが、最後の最後にドカーン!と大魔神!
カタルシス全開!です。武神様意外と小さい約4.5mの大きさなんですが、これが生々しい
迫力。
眼力強い血走った眼で睨みつけ、弓はもちろん石の礫も火も効かない。怒る神は正に「祟り」。
でもやりすぎです!武神様!!
…破壊シーンのミニチュアの丁寧な作りも見逃せません。
怪獣とは違った「怖さ」がありました…悪い行いすると大魔神が来るよっ!!
同時上映作品は『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』でした。
『大魔神』
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