『吸血鬼ゴケミドロ』
1968年8月14日公開
製作・松竹 配給・松竹
羽田を旅立った伊丹行きジェット機に、何者かが爆弾を持ち込んだと連絡が入る。
機長と客室乗務員が爆弾を探すと、アタッシュケースに隠されたライフル銃が見つかる。
それは外国で要人を暗殺した男・寺岡の物だった。その時ジェット機が謎の光に包まれ山中に
不時着。
乗員乗客10人が生き残るが、寺岡は客室乗務員の女性を人質にして機外に逃げる。
逃走中岩陰に着陸していた未確認飛行物体と遭遇、引き寄せられる様に船内に入った寺岡に、
宇宙生物が寄生する。
一方、寺岡に連絡網を破壊され救助が呼べない人々は、精神不安定に陥る。
そこに吸血鬼と化した寺岡が戻り、次々に乗客を襲う…。
松竹怪奇特撮三部作といわれる作品群の第一弾。
ゾンビ映画のような密室ホラー映画のような。生き残りの人達が極限状態に追い詰められる様は
エゴむき出しで、観ていてなかなかしんどい。真夏設定なのですごく蒸し暑そうだし、キャラが
ドロドロに濃くて(特に政治家周辺)心折れそうw。
宇宙生物が寄生するシーンはチープな部分もあるけど、描写はねっとりとグロい。(同じく改造
シーンがねっとりグロい『海底大戦争』(1966年東映)と監督が同じ人でした。)
爆弾といいライフル銃といい、この頃の飛行機は持ち物検査ってなかったの?
オチにはびっくりしたけども、こういうの嫌いじゃないわ。
『吸血鬼ゴケミドロ』
気休めにならない
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