『白夫人の妖恋』
1956年7月5日公開
製作・東宝、ショウ・ブラザーズ 配給・東宝
西湖で姉夫婦の薬屋見習いをしている許仙は、雨の日に美しい女性・白娘と出会った。
後日貸した傘を取りに白娘の屋敷を訪ねると、白娘は許仙に結婚を迫る。
許仙は貧しく身分が違うと断ると、白娘の付き人・小青が結婚資金にと銀を差し出す。
だがその銀は盗品と判り、白娘の屋敷は空き家になっていた。
許仙は牢屋に入れられる事は免れたが、蘇州に流され宿屋で働く。
そこに白娘と小青が現れる。白娘を拒絶するも彼女に魅かれていた許仙は、結局彼女を受け入れ
共に暮らす事になる。
しかし白娘には重大な秘密があった…。
東宝初の総天然色(イーストマンカラー)特撮映画。香港のショウ・ブラザーズとの合作。
原作は『白蛇伝』を元にした林房雄の『白夫人の妖恋』。
とても華やかで幻想的な色合い。特撮も初のブルーバック合成やワイヤーアクションぽいものに、クライマックスの金山寺水攻めなど見所が多いです。
お話は冴えない主人公の前に、主人公にゾッコンな人外美女が現れ…
白娘グイグイ来ます小青もグイグイ推します。白娘一途すぎてヤンデレ入っててちょっとホラー。
最後もしかしたらバッドエンドかも。
この映画に影響されて、東映動画初の長編アニメーション映画『白蛇伝』が作られました。
余談ですが、ベッドシーンになるとピンク色の照明になる演出は、これが元祖?
『白夫人の妖恋』
バカップル?
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