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特撮博物館に行ってきました!(その1)

2012年夏、東京で『特撮博物館』というのが開かれるらしい。
あの庵野秀明が「館長」を務め、あのスタジオジブリを巻き込んで、日本特撮の歴史に技術などを一気に紹介するという催し……漫画やアニメは何度も様々な形で取り上げられているのに、何故か特撮は扱われない…くすんくすん(´・ω・`)…とてもクリエイティブな世界なのにっ…だがっ!この情報を見た時、
「キター!やっとキタ!こんな催しもう最初で最後かもしれん!死んでも這ってでも行かねばっ!」
血は騒ぎ肉躍りましたっ!!…ということで…。

『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』!!!!
…行ってきました。東京へ9月13日。人が多くさらに暑い夏休みを避け、初日から二か月経った頃にまったりと…開館10分前に東京近代美術館に到着。既に数十人が列を作ってます。
次々と人が並び…盛況ですね、しかも客層も幅広い。夏休みは終わってるので小・中・高校生らしき人は見かけませんでしたが、二十歳前後の人、女性も意外と多い。

音声ガイドを借りて会場へ。最初のゾーンは『人造 原点T』。
'60〜70年代の東宝特撮映画中心で、入るとまず東京タワーがどーんと。『モスラ』でモスラ幼虫に破壊されたのもで、撮影当時のものではないですが、図面から復元したもの、だそうです。
さらに『地球防衛軍』『海底軍艦』『宇宙大戦争』等の宇宙船や戦艦が並びます。50代〜辺りの人が歓喜し咽び泣きそうな世界です。若い人の目にはどう映ったでしょうか?あの頃は毎年のように沢山の空想特撮映画が作られていたんですよ…。映画観てない人はこれを機に観てほしいです。
(とか言ってますが実は私この辺りの作品観たのはごく最近だったりする★)

さらに劇中出てくる新聞記事や舞台設定画、デザイン画に青焼きコピーの図面が並びます。
私は『東宝チャンピオンまつり』世代なので、メガゴジラ2のスーツは嬉しかった!
近づいて見るとかなり痛みが激しく、苔生してる?部分に指部分は新しく作り直されている様でしたが、当時の撮影用スーツ!テンションが上がります。
…欲を言えばモゲラも何かの形で見たかったし、『変身人間シリーズ』も…この贅沢もんがっ!!
この辺りのものは撮影当時のそのままってのは数少なく、復元品が主になりますが、当時の雰囲気は伝わってきます。…シンプルなラインでモダンで上品ですよね。
さらに行くとジェットジャガーのマスクに、マグマ大使のロケット…その奥のスペースには…。

『マイティジャック』のコーナーです!
中心にどーんと3mのMJ号!カッコいい〜!!その周りににMJ号のサブメカがずらりと!!
さらには小松崎茂のボックスアートにデザイン担当の成田亨の絵にデザイン画…
これほどまでに『MJ』にスポットが当たった事があったでしょうか?いやない!!…庵野館長趣味炸裂〜w。
けど『MJ』は円谷特撮の一つの節目になる作品だと私は思うので、この扱いの良さは同意です。
…こんなん見たらまたMJ号描きたくなるじゃあないかっ…。
やはりものを目の前にして生で見るというのは、雑誌・ムック等で見るのとは全然臨場感が違います。
ああ〜生きててよかったよっ!!

〜その2に続く〜


2012 tellme shigenaga